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パチンコ・スロットの音に関する話

パチスロ台の出玉という部分は、4号機から5号機、5号機から5.5号機と移り変わるにつれて、大きく性能が変わってきましたが、それを進化と取るか退化と取るかは難しい部分です。

人によって意見が食い違うことだってあるかもしれません。

 

ですが、液晶と音響などの部分は違います。

これらの部分は、出玉性能の部分のような試行錯誤などがなくとも、お金を掛けることで確実に性能が上がっていきます。

液晶の進化により、さらに美麗な演出表現が可能になったり、体全体に響くような音を発する台が出てきたりと様々です。

 

もちろん、それを一概に良いことと捉えているわけではありません。

液晶や音響が良くなる分台の値段は上がり、ホールさんが導入しづらくなるだろうし、演出や音が派手になり激しい煽りに嫌悪感を抱く人も出てくることでしょう。

 

それでも、液晶や音響は台の「キモチイイ」部分を構成する大事な要因である事は間違いありません。

特に、僕がここ最近重要視しているのは台の『音』の部分です。

 

音の表現というものは本当に様々で、例えばオリンピアのアタックビジョン筐体のように、身体の芯に響くような音で小気味よさを表したり。

アクロスのハナビのように、派手な音ではなく始動音の遅れなどで打ち手をドキドキさせたり。

マニアックな話をするなら、ぱちんこCRダンバインで最も気持ちいいのは、役物が落ちてきた後の一瞬の無音状態だという話。

無音になった時点で次回予告演出の発生が濃厚になり、テンションの上がり方もうなぎ登りになる瞬間です。

 

音を出すだけでなく、音が遅れたり消えたりと様々な表現方法がありますが、僕が知らないだけで「音」関する気持ちいい瞬間など他にいくらでもあるでしょう。

もはや、パチンコ・スロットの液晶は綺麗であることが当たり前になりつつある今、「キモチイイ」を表現するのにより重要なのは「音」なのでは?

 

台の魅力を伝える上で「音」に関することを伝えるのは、眼に見えないものである分、少し難しい事ではあります。

動画や雑誌などで得られるものだけでなく、実際に打った人だけに伝えられることも伝えていきたい。

編集部員の一人として、そういった面でも尽力していきたいと思います。

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