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過去を知らない打ち手の考え

先日、とある音楽番組にて「恋」に関する曲のランキングを行なっていました。
アンケートに答えたのは、10代~20代の今を生きる若い人たちだったのですが、なんと上位3曲が10年以上前の曲だったんです。

この結果を見ると、人によって様々な意見が出ると思います。

「この頃の音楽はよかったなー」
「今の音楽ってどれも同じすぎで分からない」
「最近流行ってるのって結局何なの?」

この言葉って、スロット業界にも置き換えられる内容だと個人的には感じるのですよね。

 

私は一般的に「5号機後期」と呼ばれる台からスロットを打ち始めました。
しっかり打ち始めたのは高純増AT機が主流となった頃。

これ以前の筐体にはゲームセンターでさえも触ったことはありません。

だからこそ今の台で楽しいと思えますが、長く打っている方からすれば今の環境は物足りないと感じるのかもしれません。

打っている期間が短い私からすれば、「過去」の台が語れるという事が凄く羨ましい話ではあります。
その話題1つで初対面の方同士でも盛り上がれる可能性を秘めているわけですから。

現行機だけの経験の私では、その会話を聞くことは出来ても、どんなに頑張って知識を植え付けても共感することは難しいと感じるのです。
それは過去の台が現行機として稼働し、実際にホールで打って、勝ち負けという縛りの中で楽しんだ人同士だからこそ共感し合えるのだと私は思うから。

 

アイルランドの劇作家、バーナード・ショーの名言でこんな言葉があります。

He who has never hoped can never despair.
希望を抱かぬ者は、失望することもない。

今の台に物足りなさを感じる人達は、少なくとも過去の希望を抱いていたんだと思います。
だからこそ不満の言葉は出てしまうんですよね。

 

過去と比喩することが悪いことだと私は思いません。
過去が楽しかったからこそ、過去の環境に期待をもっていたからこそ、現代でも打とうという気持ちになるわけですからね。

そこで楽しさを見つけられれば、不満の声はあったとしても打ち続ける要素となりますし、自分に合わないと思えばそこで足を引くわけですし。

 

そんな環境を私も経験する時期が刻々と近づいてきました。

6号機の噂は色々な所から出ていますが、一体どんな仕様になるのでしょうか。
ホール環境もきっと天地返しのように変わる、なんてことになるのかもしれません。

「どんな環境になったとしても打ち続ける」
なんて断言することは出来ませんが、未知なる間隔を肌で感じ、自分の中で新しい何かが生まれることを期待していたいです。

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